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2018.06.04 Monday

正体不明の?個性的な天体。

すごーく昔に「使われなくなった星座」をテーマに

記事を書いた覚えがあるのですが、

featherfew hill:使われなくなった星座

そういう、なんというか、イレギュラーな存在に惹かれてしまうわたし(汗)、

今回は第2弾(?)謎の天体シリーズです(リンクはAstro Arts様のサイトです)。

 

恒星を始め、いわゆる天体と呼ばれる、散開星団、球状星団、

散光星雲、暗黒星雲、惑星状星雲、銀河などには

さまざまな人がそれぞれ区別しやすいように

番号をつけ、独自の天体カタログを作っています。

古くは恒星にアルファ、ベータ...とギリシャ小文字で符号をつけていった

バイエル符号や、シャルル・メシエが作ったメシエカタログ、

ジョン・ハーシェルが制作したカタログにジョン・ドレイヤーが

追加補足して誕生したNGC、さらにそのNGCを補足・修正したRNGC

(これが現在用いられています)、

そしてさらに追加補足カタログとしてドレイヤ―が制作したICなどなど。

近年も新たな天体カタログが作られ、まとめられています。

元々は彗星探索などで紛らわしい天体をまとめたのが始まりです

(間違ってたらすみません)。

ちょこっとこちらの記事でも書いています↓

featherfew hill:ハッブル宇宙望遠鏡の天体カタログ写真。

 

しかし、やはり人間が作る物なので、中には番号が重複していたり、

どの天体のことを指しているのだろう?というものも出てきます。

そして、中にはこれは天体なの?というものも...

今回はいくつか上げてみたいと思います。

 

M102

メシエカタログの後ろの方に出てくる銀河ですが、

M101と重複した説や、近隣に存在する銀河NGC5866では説等、

いくつか説はある模様ですが、どの説もメシエが生きていた

1700年代には観測できたのかと言うくらい暗い天体のため、

今も明確にこれだという天体は確認できていない、

正体不明の天体ということです。

 

M73(NGC6994)

メシエカタログにもNGCカタログにも載っている天体ですが、

実際は4個の星が固まって並んでいます。

小さな散開星団なのか議論されてきましたが、2002年に

たまたま星が寄り集まって見えるだけであることが分かりました。

地球からの距離も、宇宙空間を進んでいる方向もばらばらなのだそうです。

個人的にはなんとなく残念(なぜか)。

 

M40

M73が星4つなら、こちらは星2つです。

元々は天文学者へベリウスが星図に記録し、その後も

複数の研究者が記載するも、実際に星雲などはその位置にはなく、

メシエが確認して、あったのはこの二重星でした。

のちにウインネッケという人が1863年に二重星として登録していた

ウィンネッケ4と同一の物であることが判明しています。

星雲等と見誤ったのでは、メシエが切りのいい番号でまとめたかった、

諸説あるそうですが....どうなんでしょう。

この2つの星も実際近くで並んでいるのか分かっていません。

 

M24

散開星団というか、天の川の一部分で無数の星がまるで

雲のように密集している領域で、スタークラウドと呼ばれます。

その一角がまるまるM24です。

いて座の南斗六星と呼ばれる、ひしゃくのような並びの星の

その柄の部分の先くらいにある領域です。

周辺には散開星団、散光星雲などその他天体も多く、

天の川が一番太くて濃い辺りなので(銀河系の中心が

いて座の方向にあるため)、双眼鏡・望遠鏡で見ると、

とても美しい一帯です。

ちなみに、M24付近には散開星団NGC6603がありますが、

ずっと小さくて暗めの星団です。

 

NGCカタログからも2つほど...

 

・NGC206

アンドロメダ銀河(M31)の中にある一領域です。

こちらのサイトに写真がありました↓(英文です)

APOD: 2014 September 25  NGC 206 and the Star Clouds of Andromeda

銀河中心から離れたところの、渦巻き状の腕の中にあります。

確かにその部分だけ、特に星々が集まっているように見えます。

重力的束縛は緩やかであるものの、未だ群れを保っている

緩やかな散開星団のようなものをアソシエーションと呼びます。

このNGC206もそのアソシエーションの一種です。

 

さんかく座銀河(M33・NGC598)

アンドロメダ銀河・我々の住む銀河系と共に

局部銀河群を形成する主要メンバーのひとつで、

きらきらと輝く何本もの腕が特徴の渦巻銀河です。

所々に上記のアソシエーションと呼ばれる領域や、

巨大な散光星雲があり、それぞれに独立したNGCナンバーが

つけられています。

このような、銀河の腕にアソシエーション等があり、

独自にナンバーが振られている銀河は他にM101など

いくつかあります。

 

ちなみにNGCカタログも、二重星や恒星などに番号が割り振られているもの、

またどれに当たるのか、不明な天体も82あるそうです。

詳しくはこちらのサイト↓(英文です)

the NGC/IC project :"Not found"Objects

 

...こうしてみると、どの分野でもそうだと思いますが、

本当にたくさんの人たちが時を超えて携わり、気の遠くなるような努力、

トライアンドエラーを続け、そして、今日に繋がっていることを

改めて思い知らされます。

 

JUGEMテーマ:天体(月・星・他)

 

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